お帰りなさい、アオバズク!

  • 2011.07.01 Friday
  • 19:02
JUGEMテーマ:日記・一般

今日から7月。子どもの頃は、「もうすぐ夏休み!」という気分になるので、「7月」という月のイメ
ージはワクワク感のあるものでした。大人になっても、その感じは残っているのか、なぜか7月
と言うと、嬉しく思えます。面白いものです。

今日は青空は見えませんでしたが、昼から薄日が射したりで雨も一休み。さっそく天拝山に向
いました。1週間ぶりです。我家から自転車で15分で登山口の武蔵寺に到着します。自転車
を置いて、武蔵寺の山門をくぐろうとした、その時でした。近くの木立から蝉の音が聞こえてきま
した。今年になって初めての蝉の声です。

夏のような日射しがあっても、今までは何か物足りないと思っていました。それは蝉の声だった
のですね。今日の蝉の声がそのことを教えてくれました。さあ、これで夏の風景の条件が揃い
ました。ミンミンゼミ、アブラゼミ、クマゼミ、ヒグラシなど、これからは蝉の合唱がそこかしこか
ら聞こえてくるのでしょうね。

いつもの菅公の道経由で頂上に向かいました。谷間ではキビタキ、メジロなどのさえずりがすぐ
近くに聞こえます。雨上がりの湿った空気がヒンヤリと肌に涼しく感じます。それでも、頂上に着
くころにはTシャツは汗でびっしょり!標高は258m程度の小山ですが、森に囲まれていて、自
然も残っていて、心身ともにリフレッシュできます。私にとって本当に有難い山です。

下山後、「紫藤の滝」にお参りしてから帰宅します。自転車を置いている場所まで戻る途中にい
つも見上げる場所があります。それは大きなクスの木です。この木の幹に洞が空いていて、そ
こにアオバズク(註)が営巣するのです。2008年からは姿を見せなくなっていて、寂しい思い
をしていました。もう戻ってきてくれないのかなあ・・・と。


  ★中央の枝ににチョコンとアオバズクが止まっていました。「お帰り!」と思わず声をかけていました。
   7月1日午後2時半ごろ、武蔵寺境内にて撮影

ところが、今日、いつものクスの木を見上げると、なんと!そこにアオバズクの姿が!夜行性な
ので昼間は目を閉じてじっとしている。3年ぶりにアオバズクと再会できた。思わず、「お帰り!」
と小さく声をかけていました。もう諦めかかっていたので、本当に嬉しかったです。

下から覗いている私の気配に気づいたのでしょうか、大きな目玉をこちらに向けて様子をうかが
っています。「ほら、僕だよ!覚えているだろ?」と語りかけました。もちろん覚えているわけはあ
りませんよね。でも、そんな気持ちになったのです。


私の気配を感じて、こちらの様子を様子をうかがっていました。7月1日午後2時半ごろ、武蔵寺境内にて撮影

物静かな様子で、黄色の光彩に真丸い黒い瞳で私の方を見ています。驚かさないようにしてそ
っとカメラを構えて、ノーフラッシュで撮影しました。私が自分に危害を与える存在ではないと思
ったのでしょうか。やがて、目を閉じて、再び昼寝の態勢に戻りました。彼らの活動は夜なので
すから、昼間はしっかり眠っておかなくてはね。


私の小さなデジカメでは、このズームアップが精いっぱいです。驚かさないように、そして彼らの目に傷を与え
 ないようにノーフラッシュで撮影しました。ピンボケですが、何とか、あのくるくるの目をやっと撮ることが出来ま
 した。
 

野生の鳥の寿命は短く、3年から5年と言われています。特に渡り鳥は、長距離の渡りの間に、
病気になったり、台風などの嵐に巻き込まれたり、鷹などの猛禽類に襲われたりする危険も多
いので、長寿を全うする個体は少ないと言われています。このアオバズクも、3年前の親鳥では
なく、彼に育てられて巣立った三羽の雛のうちの一羽かも知れません。

アオバズクがこの時期に日本にやってきて、この時期に発生する昆虫を捕食することで、自然
のバランスが保たれているのです。彼らの存在と私たちの暮らしは、切っても切れない関係で
繋がっています。遠く南の国から、本当にありがとう。

今年は、ここで雛が見れるかなあ?育ってくれるといいですね。これから、アオバズクに会える
かと思うと、天拝山に向かう足がさらに軽くなりそうです。

【註】アオバズク(青葉木菟、Ninox scutulata
   フクロウ目フクロウ科アオバズク属。
夏に中華人民共和国、日本、朝鮮半島で繁殖し、冬
   季になると東南アジアへ南下し越冬する。日本には
九州以北に繁殖のため飛来する。和
   名は青葉が芽生える季節に飛来することが由来。
全長27-30.5cm(ハトくらいの大きさ)。
   翼開張66-70.5cm。頭部から背面は黒褐色の羽毛で覆われる。下面の羽毛は白、褐色
   の縦縞が入る。
虹彩は黄色。嘴の色彩は黒い。後肢の色彩は黄色。 蛾などの昆虫を捕食
   する。(※参考:Wikipedia)
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