今日の御三家(定家蔓、未草、立浪草)

  • 2012.05.18 Friday
  • 22:32
JUGEMテーマ:日記・一般

今日は自宅でデスクワークの日でした。その合間に、いつもの天拝山に登りました。
初夏の季節はとても気持ちがいいですね。風も薫って、肌を撫でる風も心地よく、
ずっとこの季節だったらいいのになあと思います。

この時期は初夏の花が次々と咲き始めます。その中で、今日見た花の“御三家”を紹介
しましょう。まずは定家蔓(テイカカズラ)です。天拝山に向かう途中に、杉の木に
絡み付いて、もう杉の木というよりはテイカカズラの木になってしまった木がありま
す。今、その木がテイカカズラの白い花で覆われています。

 
 ★筑紫野市武蔵のテイカカズラの花群 5月18日 10:30頃撮影  

テイカカズラの「テイカ」とは藤原定家のことで、カズラはつる性植物の名です。こ
れは藤原定家が愛する人を忘れられず、この蔓の姿に変わって、その人の墓に絡みつ
いたという話に因んで付けられたそうですが、歌人らしいロマンティックな話ですね。

写真を撮影しようと、この花群に接近すると、この中に何匹もの熊蜂が潜り込んで蜜
を吸っていました。私が来ても、わき目も振らず花から花へ蜜を集めていました。そ
の姿を写真にカメラに収めたのですが、その中に一枚素敵な写真が撮れました。

  
  
  ★テイカカズラの花群の中でせっせと蜜集めをしている熊蜂

と言うのも、この熊蜂の羽が太陽光を翅が受けて、それを青く反射している様子が写
真に撮れました。青空の青さを反射しているようにも思えて、熊蜂の金色の毛とのコ
ントラストが面白い写真となりました。熊蜂のブーンという羽音が聞こえてきそうで
すね。

さて、御三家の二番手に登場するのは未草(ヒツジクサ)です。スイレンの仲間です。
日本唯一のスイレンの在来種です。日本各地の沼や池に自生しています。ヒツジグサ
の名の謂れは、未(ヒツジ)の刻(
午後2時ごろ)に花が咲くので付けられたとか?
でも、今日は11時だったけれども・・・。気温、日照状態で左右されるのではない
でしょうか。

    
  ★武蔵寺の心の字池に浮かぶヒツジグサの花 5月18日11時頃撮影

毎年、この時期になると天拝山山麓の武蔵寺の池にこのヒツジグサが咲き始めます。
冬の間は葉も枯れて、姿形は水の中に沈んでしまいますが、春になるとまず葉が浮か
び始め、そして5月中旬に開花し始めます。この花を見ると、随分以前に観賞した、
モネ展での「睡蓮」の絵を思い出します。

そして、今日の御三家の最後に登場するのが、立浪草(タツナミソウ)です。シソ科
の草で高さは20cmほど。毎年、天拝山頂上近くの登山道脇に青紫の花を咲かせて
くれます。同じ方向に並んだ花穂の姿が、打ち寄せる波頭に似ているということから
名づけられたのだそうです。小さな花ですが、じっくり見るとなかなか素敵な花です。

 
 ★天拝山山頂に咲くタツナミソウの花 その青さには目を奪われます。
                      5月18日11:30ごろ撮影

確かに、波が打ち寄せる様に似ていますね。その花の名が、その姿が似ているものに
因んでいる場合は、その名をすぐに覚えることができます。タツナミソウの名は一度
で覚えました。その名もしかりですが、その青さの美しさ、鮮やかさでも心を奪うも
のがあります。美しいブルーです。

頂上にあるので、いつも息を切らせながら撮影するために手ぶれしていることが多い
のですが、今日はその様子がブレることなく撮ることができました。

花の名前もいろいろと面白い謂れがあります。その謂れを知ると、その花と自分との
距離がぐっと近くなります。名付けた人、最初にその花をそう呼んだ人は誰だったの
でしょうか。命名者のわかる野草は少ないでしょうが、その人の花への思いなどは、
その名で後世まで伝わっていきます。花の名前だけでも、随分と面白いものです。  
  
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