空と雲と私

  • 2012.09.03 Monday
  • 15:07
JUGEMテーマ:日記・一般

9月に入って、朝晩が気温が下がってしのぎやすくなってきました。空の様子も随分 違って
きました。 夏の間は、お昼を過ぎる頃になると、あちらこちらに入道雲が元気よく盛り上が
ます。 まるで高い山が聳えているかのようです。その大きな雲がこちらに迫ってくると空が
急に暗くなり、雷鳴が轟き始めます。大粒の雨が落ちてきます。地面の土の細かな粒子がそ
の雨粒でで舞い上がり、降り始めの一瞬は土の匂いがします。そして、その粒も雨の勢いで
押し流されていきます。

  
    福岡市役所から東区方向に湧いた入道雲を望む 8月10日撮影

半時間から1時間くらで雨が上がると、空には七色の虹がかかったりします。子どもの頃
は、その虹の橋の橋脚があるように見える場所めがけて走ったものです。走れど も走れど
も虹の橋脚は近づいてくれません。子どもの頃は、それが不思議でたまりま せんでした。
虹を見ると、なぜか懐かしいのは、あの不思議な記憶と繋がっているか らかも知れません。

  
     我家から眺める夕焼け空  8月15日撮影

最近は入道雲が幅を利かせている日もあるかと思うと、卷雲、筋雲、綿雲などが浮かん
だ秋の空も現れます。9月は夏の雲と秋の雲が交互に現れながら、次第に涼しくなって
いきます。夏のむせかえるような暑さ、それが嘘のように引いていき、涼しい風が吹き
始めると、何だか寂しいような気持ちになります。暑さから解放される安ど感と同時に
、これから冬への坂を下っていくような感じがするからでしょうか。

  
     
  ★秋の雲が浮かんでいました 9月1日撮影

見上げる空は子どものときと変わっていないように思います。青空、曇り空、朝焼けや
夕焼けの空、星空、・・・。私の思い出と、その思い出にしかない空があります。運動
会や遠足のときの空、無心に蝶や虫などを追いかけていたときの空、友達と「靴が鳴る」
を歌いながら帰った夕空、愛犬と散歩したときに一緒に見上げた星空、・・・。色々な
空が私を見てくれていました。

だからでしょうか、同じような空や雲を見ると、茫漠とした過去の思い出の中に誘われ
る感じがするのです。いつだったか思い出せないけれど、なんとなく懐かしい空。一日
に一度は空を見上げて、のんびりしようと思います。

            
               ★我家のそばの西鉄電車紫駅の夕暮れの様子 
             なんとなく「三丁目の夕日」風?     
             駅を降りると夕焼け空に半月が浮かんでいました。
                                 8月15日撮影
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