雲海の季節

  • 2009.09.15 Tuesday
  • 21:47
私は目覚めると真っ先にカーテンを開けて空の様子を見ます。先日、面白い光景を目にすることが出来ました。我家の正面には天拝山が見えるのですが、その左手の山々に真っ白く低い雲が伸びてきて、次々と呑み込んでいきました。やがて、天拝山もすっかり包まれてしまって、視界は乳白色の霧に閉ざされてしまいました。その雲の正体は朝霧なのです。湯布院や阿蘇、高千穂峡などで秋になるとよく発生する“雲海”です。

私はさっそく自転車を飛ばして、山の麓まで行き、いつもより早いペースで頂上を目指しました。山間の谷には朝霧が立ち込めていました。この部分を越えると、頭上には秋の澄んだ空が拡がりました。

   
   ★天拝山頂上からの“雲海”の眺め 9月13日午前7時前撮影
 右は宝満山(太宰府市)、中央奥が立花山(福岡市東区)、左が四王子山(太宰府市)。

頂上からは一面の雲海。筑紫野の街は白い雲の下です。宝満山や四王子山など筑紫野や太宰府を囲む山々が白い海に浮かぶ島のように浮かんでいます。この白い海は筑紫野市の東方向(朝倉方面)から博多湾に向けてゆっくりと流れる川のようにも見えます。雲海は平地が広がる春日市辺りで雲散霧消していました。海のようにも、川のようにも見える“雲海”という自然の造りだす大きな空間芸術には本当に感動します。

   
   ★雲海に浮かぶ宮地岳(339m)筑紫野市
    普段は何の変哲もない山なのですが、この時はやけにカッコ良かったです!

大学1年の時に由布岳(1583m・大分県)に登り、その時に初めて朝霧が造り出す“雲海”を見ました。早朝、濃い霧に閉ざされた湯布院の町から由布岳頂上を目指しました。5合目に差し掛かったときに急に明るくなったので頭上を見上げると雲ひとつない青空が拡がっていました。霧の上に出たのです。湯布院の町を見ようと目を眼下に向けると、町は白い湖の底に沈んでいました。その美しい光景を今でもはっきりと覚えています。あれから40年。雲海を見るたびに、由布岳から見た雲海を思い出します。

今年の秋は、あと何回この雲海を眺められるか楽しみです。

   
 ★下山途中で荒穂神社から撮影:雲海の下に霧に煙る二日市の家並みが見えます。
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